抗菌、除菌、殺菌、消毒の違いとは

抗菌、除菌、殺菌、消毒の違いとは?|知っておくと便利な知識!分かりやすく簡単に解説

新型コロナの蔓延により、以前より抗菌、除菌、殺菌などの言葉を目にするようになってませんか?

ただ、抗菌や除菌、殺菌、消毒の違いをちゃんと理解できている人は少ないと思います。

今回は、「抗菌」「除菌」「殺菌」「消毒」それぞれの違いを分かりやすく解説していきます。

それぞれの違いを正しく理解することで、感染症対策などに大きく役立つと思いますので、ぜひ最後まで読んで頂ければ幸いです。


抗菌、殺菌、除菌、消毒の違い
定義の範囲イメージ

殺菌とは

殺菌とは!?

漢字を見ると一目瞭然ですね。

殺菌=菌を殺す

となっています。


分かりやすく馴染みのある言葉ではありますが、2つの注意点があります。

  • 医薬品、医薬部外品のみに表示可能
  • すべての菌を殺すわけではない

この2つを知っておきたいです。


医薬品、医薬部外品のみ表示可能

「殺菌」は医薬品にしか使えない言葉です!

「殺菌」という表現は、

薬機法の対象となる消毒薬などの「医薬品」や、薬用石けんなどの「医薬部外品」でないと使用することができません。


もし殺菌効果あると明記してある製品に、「医薬品」「医薬部外品」の明記が無い場合は、少し疑いましょう。

いや、かなり疑った方がいいですね!

ネット上にはそういった怪しげな商品が多く出回っていますので、十分注意が必要です。


すべての菌を殺すわけではない!?

すべての菌を殺すわけではない!

「殺菌」といっても、すべての菌を死滅させるとまでは定義していません。

あくまでも、菌を殺す作用があると言っているに過ぎないのです。


例えば80%の菌が残存して、20%だけを殺す作用だけでも、「殺菌」と言えるわけです。

つまり人体にとって安全なレベルまで「殺菌」するのかどうかは、別の話になります。


製品によってどれくらいの割合で「殺菌」するのかを、しっかり確認する必要があります。


除菌とは

「除菌」とは菌を取り除くことを意味します

除菌=菌を取り除く

となっています。


つまり、菌を取り除く、減らす効果があれば「除菌」となります。


その定義は広く、アルコール、塩素、煮沸、紫外線など、どうやって菌を減らすのかまでは定義しません。

つまり「殺菌」も「除菌」の範囲内だと言えます。

さらに「殺菌」と同じように、どの菌を、どれくらいの割合まで菌を減らすのかも定められている訳ではないのです。


とりあえず菌が少しでも減少させる事ができれば、「除菌」効果があると言えてしまいます。


ちなみに、「除菌」という表現は薬機法に抵触しないので雑貨や、洗剤など医薬品以外の多くの製品に明記されています。

身の回りでも目にすることが一番多い言葉なのではないでしょうか。


「除菌」の場合も、どの菌にどれくらいの除菌効果があるのかを、製品にごとに確認しながら選ぶのがいいでしょう。


滅菌とは

「滅菌」が一番最強!

滅菌=菌を滅ぼす

となります。


「滅菌」という言葉は、あまり日常生活で見る機会は少ない表現かもしれません。

最も強力な定義となっており、すべての菌、微生物などを死滅させて除去することで「滅菌」と表現することができます。

ガイドラインとして、日本薬局方は菌などの生存する確率が 100万分の1以下になることをもって、「滅菌」と定義しています。


主に医療器具や実験器具などで使用されることが多いので、参考程度に覚えておくといいかもしれません。


消毒とは

「消毒」とは毒を消すこと

消毒=毒を消す

となります。


「消毒」とは、病原性微生物を人体に影響のないレベルまで死滅させたり、不活性化、除去したりすることです。


「殺菌」ともよく似ていますが、消毒の定義はあくまで「無毒化」であり、必ずしも細菌などの微生物をすべて死滅させていなくても「消毒」という事ができます。

やはりどの菌にどれくらいの「消毒」作用があるのかは、製品によって異なりますので、用途に応じて確認することが必要となります。

そして「消毒」という言葉も「殺菌」と同じように、「医薬品」や「医薬部外品」のみにしか使用することができません。


抗菌とは

「スプレクリン」は抗菌・抗ウイルス

抗菌=菌に抗う(あらがう)

となります。


「抗菌」は今までの用語とは少し印象が変わってきます。

「抗菌」とは、細菌などの微生物の繁殖を防ぐ作用を指しており、

「殺菌」、「消毒」などのように一時的で即効性のあるものとは少し違います。


光触媒技術を使った「抗菌」作用が一般的で、細菌や微生物などを酸化分解し、不活性化することで繁殖することを防ぎます。


最終的には、細菌などが生存することはできなくなるので「除菌」や「殺菌」「消毒」のように、人体にとって無害なレベルまで下げることになりますが、アプローチの方法が少し違うということになります。


「抗菌」も同じように、どの菌やウイルスに、どれくらいの効果があるのかは製品によって大きく性能が変わりますので、注意が必要です。


スプレクリンは「抗菌・抗ウイルス」コーティング

スプレクリンを始めよう!

弊社の扱う「スプレクリン」は高い抗菌性能を持つ、光触媒コーティングです。

「殺菌」や「消毒」などの一時的な安全性ではなく、数年単位で細菌、微生物などが繁殖、増殖できない環境を維持することが大きな特徴となっております。


強力な酸化分解能力を持ったまま、人体には全く影響の無い安全な光触媒コーティングですので、多くの場所で支持されています。

さらには、色や質感を変えることなく、家電製品などの精密機械にもコーティングできるのも大きな魅力の1つとなっております。


ぜひ、身の回りの物や場所をスプレクリンで「抗菌」コーティングして、高いレベルの安全性を実現してみて下さい!


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