その秘密は「超微粒子酸化チタン」です
スプレクリンはあらゆる場所にコーティングすることができます。
ガラス、金属、プラスチック、木材、布、紙、ビニール素材など、固体であれば何でも大丈夫です。
そして、施工表面を削ったりしないかぎりは、剥がれることはありません。
その素晴らしいコーティング性能の秘密は、超微粒子酸化チタンがポイントになります。
世界最小サイズの超微粒子酸化チタン
スプレクリンの中にある酸化チタンは、素粒子レベルにまで小さくなっています。
素粒子レベルのサイズを維持しながら、酸化チタンを薬容液の中に安定して分散させる技術があるのは、スプレクリンだけです。
その世界最小サイズの超微粒子酸化チタンが、スプレクリンのコーティング性能と大きく関係しています。
施工表面に付着したときに酸化チタンへ変わる
厳密に言うと、スプレクリンの中では、まだ酸化チタンは存在していません。
酸化チタンが素粒子の状態であるということは、まだ酸化チタンになる前の状態なのです。
しかし、スプレクリンを噴霧して施工面に付着したとき、施工面と強力に原子結合し、ちゃんと酸化チタンへと変わります。
これがスプレクリンのコーティング性能の秘密となります。
施工面に酸化チタンが付着するというより、施工表面の物質が酸化チタンへと変わってしまうイメージの方が近いのかもしれません。
その驚くべき事実は、実験データに表れております。
ラマン散乱スペクトル(和歌山大学)

チタンウォーター(柴色線)アナターゼ結晶溶液(青色線)ゾルゲル法作成の粉末溶液(赤色線)
結果:透明液中に存在するものは、酸化チタンではない。
赤外線吸収測定(京都大学)

チタンウォーター(黒色線) Ti(OC3H5)を滴下後乾かしたもの(赤色線) アナターゼパウダー(青色線)
結果
溶液が半乾きになった状態で含有する物質はアナターゼ型酸化チタンを示すものであり、溶液中のチタンはその前駆体であると考える。
結論
ラマン散乱の結果からは、溶液中に存在する物質は酸化チタンでない弱いピークを示す。赤外吸収測定により、Ti-O結合に由来する振動ピークを示すことから、酸化チタン前駆体と推測する。X線回析と分析によりチタンウォーターの乾燥後はアナタースTiO2に非常に近いものである。
従来の常識を覆すコーティング
光触媒の歴史は古く、最初に発見したのは日本人の科学者でした。
研究は世界中で進んでおり、身近にも光触媒の力を利用した塗料などが溢れています。
しかし、従来の光触媒塗料には大きな欠点がありました。
光触媒塗料を施工するためには、バインダーと呼ばれる接着剤のようなものを必要としたのです。
屋外や外壁などは、バインダーを使用しても大きな問題にはなりません。
ただ、屋内にある机やテーブル、キッチン、トイレなど、手で触れることの多い場所にはバインダーを使うことができません。
なぜなら、表面の手触りや色などが大きく変化してしまうので、実用的では無かったのです。
バインダーを必要としないスプレクリン

前述した通り、スプレクリンは超微粒子酸化チタンが、施工表面と原子結合することでコーティングされます。
つまり、バインダーを必要としないのです。
この革新的な技術によって、今まで施工の難しかった素材や場所にも、簡単に光触媒の抗菌・抗ウイルスコーティングを実現できるようになりました。
そして、昨今の新型コロナウイルスの蔓延で、スプレクリンは大きな注目を浴びることになったのです。
テーブル、椅子、ドアノブ、トイレなど、従来の光触媒塗料では不可能だった、不特定多数の人が触れる場所にコーティングすることが可能です。
どんな場所でもクリーンルームに
あらゆる素材に抗菌・抗ウイルスコーティングが可能なので、どんな場所でもクリーンルームにすることができます。
弱い室内灯でも少し光が当たれば、半永久的に抗菌・抗ウイルス効果が表れます。
さらに、臭いの元や花粉、ハウスダスト、ホルムアルデヒドなどの有機物質も分解除去してしまいます。
新型コロナウイルスのクラスター対策と同時に、食中毒予防やアレルギー対策にも大きな効果が期待できます。
ぜひ、あなたの気になる場所をクリーンルームに変えてみませんか?